ページェント(イエスさまの降誕を描く劇)の歌を歌う子どもたちの声が聞こえてくるようになりました。霊泉こども園はもちろんですが、世間でもクリスマスシーズンがやってきました。
唐突ですが、クリスマスとは何でしょうか?クリスマスにおいて最も大切なこととは、一体何でしょうか?それは、「神さまが私と共にいる」ということです。インマヌエル、神さまが私たちとともにいる。ものすごくシンプルに言ってしまえば、あなたは一人ぼっちじゃない、ということです。キリスト教とは関係ありませんが、歌人の俵万智さんの歌を一つ紹介します。
寒いねと 話しかければ 寒いねと 答える人の いるあたたかさ
一人では、「寒いなあ」という独り言しか言えません。どんなに寒くても、どんなに苦しくても、「寒いなあ、苦しいなあ」と抱え込むしかありません。でも、「寒いね」と話しかけられる人がいれば、どれだけ心が温かくなるでしょうか、苦しみが軽くなるでしょうか。ページェントで登場する人々は、赤ちゃんイエスさまと会い、“神さまがこの私と一緒に生きているんだ”と心から実感できた人々です。
神様と一緒に生きている人と、そうでない人との違いとは何でしょうか。もちろん、いろいろと違うところはあるわけですけれど、最も大切な違いは、言葉が違う、ということです。
どういうことでしょうか。一人で生きている人は、「寒いなあ」は「寒いなあ」です。「怖いなあ」は「怖いなあ」です。でも、もし神様と一緒に生きている人なら、「寒いなあ」は「神様、寒いです」に変わります。「怖いなあ」は「神様、怖いです」に変わります。「あの人むかつくなあ」は、「神様、あの人むかつくんですけど」に変わります。「今日も何もできなかった一日だった」は、「神様、今日もダメダメな一日でごめんなさい」に変わります。神様と一緒に生きるとはそういうことです。言葉が違ってくるんです。
そうやって神様に語りかける時、それを確かに聞いてくださって、愚痴を受け止めてくださって、「寒いね」と言ってくださる、「苦しいね」と言ってくださる。「今日はダメでも、また明日一緒に頑張ろうよ。」と言ってくださる。 頭の中に声が響いてくるとか、そういうことではないとしても、神さまと一緒に生きている人には分かるんです。神さまと語り合いながら歩んでいく人生があることを。
園長 山田原野


