霊泉こども園

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霊泉こども園はキリスト教主義の認定こども園です。教育・保育の根底にはキリスト教の考え方があります。そのキリスト教とはどのような宗教なのでしょうか。 一言でいえば「愛」の宗教です。今月の聖書の言葉は「神は愛です」ですが、キリスト教はこの一言に尽きると言っても言い過ぎではありません。では、神さまの愛とは何なのでしょうか。私たちはイエスさまの言葉と行いを通して神さまの愛を知るようになります。

昔から人間は自分を超える神秘的で、大きな存在(神)を恐れてきました。人間にとって神は近寄りがたい、恐るべき存在でした。 原始的宗教にとって神は恐れ(畏れ)の対象でした。キリスト教の神はどうでしょうか。解説書によると、イエス様が生まれる前のことが書かれている旧約聖書には「恐れ(畏れ)」は263回も出てくるそうです。ところが、イエスさまが地上に現れた後に書かれた新約聖書には25回しか出てきません。旧約聖書の神は「怒りの神」であり、人間にとっては 「畏れの神」ということが言われます。。それとは対照的に、新約聖書の神は「愛の神」となっています。この違いは何に由来するのでしょうか。それは、イエスさまにとって神さまは畏れるものではなく、愛そのものであったからです。イエスさまは神さまのことを語る時に「畏れ」という言葉をほとんど使わなかったそうです。小さく、弱い、また罪深い人間を神さまの愛で包む、 希望と勇気を与えてくれた方でした。

イエスさまの有名な行いに、宣教の旅の途中で子どもたちに手を置いて祝福したことが知られています。大切な宣教の旅だったので、イエスさまの弟子は子どもたちへの祝福をやめるよう言いました。しかし、イエス様は弟子たちを制止し、貴重な時間を子どもたちのために使いました。そしてこう言いました。「子供たちを来させなさい。神の国はこのような者たちのものである。」

イエスさまを通して、私たちは 神さまの愛がいかに大きく深いものであるかを教えられます。恐れることなく、安心して毎日を過ごしていきましょう。

園長 山田原野

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