めぐみっこたちが園庭で走り回っていました。
今日は、実習中のM先生が、にじ組のために「しっぽ取りゲーム」を企画してくれました。実習期間中には、実習生が一日の保育を計画し担当する「設定保育」があります。今日のために、2週間かけて準備をしてくれました。
以前のめぐみ幼稚園だったら、実習生による「設定保育」は原則全員参加にして、取り組んでいましたが、今回はM先生の方から、無理に誘わずに、希望する子どもたちを募る形でやりたいという提案がありました。めぐみ幼稚園では、日々子どもたちがどのような遊びをどこで誰とするか、子ども一人ひとりに任せます。見守りつつ、時に遊びに誘ったり、遊びの展開や発展を楽しんだりしています。そのことを、M先生はよく理解して、まさにめぐみ幼稚園の子どもたちに合わせた「設定保育」を考えてくれたのです。
結果は、全員参加とはいきませんでしたが、ひかり組の子どもたちも参加したり、最初は参加していなかった子どもたちが、2回目・3回目に加わったり、毎回違う「しっぽ取りゲーム」を楽しむことが出来ました。
ふと園庭を見渡すと、砂場では雨樋を使って水路をつくり、その終点では砂水風呂(有明海?)が広がっていました。雨樋をどのようにつなげたら、水が流れていくか、試行錯誤する子どもたちや、砂水風呂を満喫する子どもたち。「しっぽ取りゲーム」では、身体を目一杯使う遊びでしたが、こちらは頭をフル回転させる遊びでした。F先生やY生が、雨樋遊びのきっかけを作り、一緒に遊んでいました。
めぐみ幼稚園では子ども真ん中はもちろんですが、同時に教職員の主体も大切にする「共主体の保育」を目指しています。自由保育でもあり、時に「ゆるやかな一斉保育」でもある関わりです。全員が一斉に保育者の存在を恐れて言うことを聞くような保育ではもちろんありません。まさに、今日のめい先生やめぐみ先生たちのように、子どもたちと関わりながら、遊びのきっかけ・展開を提案もします。そして、最後は子どもたちが名一杯遊びこみ、わたし達大人の予想を遥かに越えていく日々を、これからも作っていきたいと願っています。