新学期が始まり2週間が経ち、少しずつ新入園の子どもたちも園生活を満喫し始めています。
今朝はひかり組・にじ組のみんなが集まって、礼拝堂で合同礼拝をしました。合同礼拝ではいつもわたしが聖書のお話しをします。りすさんたちも、よく聞いてくれて嬉しかったです。
以前は、講壇の十字架の方を向いて、子どもたちが長椅子に座っていました。一昨年のある日、当時の担任に「講壇に向かって半円で」とお願いした際に、ぐるっと長椅子を丸く置いてくれたのです。それを見て最初はビックリしましたが、「これもアリかも!」とやってみると、すごくいいなぁと感じ、続けています。
子どもたち・教職員同士がお互いをよく見えるようになりました。すると、ニコニコ笑顔で過ごしている子も、少し悲しそうな顔している子も、すぐに分かります。園や家庭で嬉しいことがあったのかな?お友達と何かあったのかな?…と思いを巡らします。
わたしがお話しをしている最中に、少しでも難しい言葉や表現を使ったりすると、「よくわからないな~」という顔をしてくれる子も、すぐに分かります。そのたびに、冷や汗をかいて、あの手この手で伝わるように努力するのですが…。
丸になって座っていると、互いのことが気になって集中出来ないこともあります。けれども、この丸の中に、イエスさまが一緒にいて下さっているのです。嬉しそうな子どもと一緒に笑い、悲しそうな子どもと一緒に泣いているイエスさまです。
イエスは答えて言われた。「神の国は、見える形では来ない。 『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」(ルカ17:20-21)
目には見えない神さまに出会うのは、教会で十字架に向かってだけとは限りません。子どもたち一人ひとりの<いのち>を通して、わたし達は神さまに出会っているのです。
今日の礼拝では、お隣の人と手をつなぎ、大きな輪になってお祈りしました。
神さまがこの輪の中に、一人ひとりと共におられます。