エンドウにも
バラにもなろうとせず
ひたすら、自分として育っていく故に
ネギは天才だ
毎年この時期に紹介している、岸田劉生という洋画家による「ネギは天才だ」という詩です。渡辺和子シスターがこの詩を巡って次のように書かれています。
私たちは、ネギがエンドウになったり、バラになったりするのを天才だと思いがちです。そして子どもたちにも、エンドウになれ、バラになれと、望んでいることが多いのではないでしょうか。おまえはなぜエンドウのように実をつけないの、おまえはなぜバラのような高い値段がつかないの…と。(『愛と祈りで子どもは育つ』)
いよいよ今週末にはめぐフェスが近づいて来ました。「遊びの天才」である子どもたちの、普段の遊びと同じ地平線にある行事になってほしいと願い、年々種目や内容を見直して来ています。
今年は、「フェス」としてますます子どもたちがワクワクしながら迎えることが出来るようにと、工夫をこらしています。何よりも子どもたち自身の思いに耳を傾け、出来るだけ希望に沿う形で、ミニめぐフェスを行っています。特にきりんさんたちの発想はユニークで、まったく予想だにしなかった種目(筋トレなど)が生まれています。めぐフェスに至る過程で、子どもたちの主体性が育まれています。
ついつい自分の子どもを、他の子と比べてしまうのではないでしょうか。けれども、この1年で、子どもたち一人一人が大きく成長しています。どうか保護者の皆さんには、「天才」である我が子の「育ち」に何よりも目を注いでほしいと願っています。