荒尾めぐみ幼稚園の園生活では毎日必ず礼拝を守ります。また行事も、いつも礼拝から始まります。
保護者の皆さんの多くは生まれて初めて礼拝に触れるのではないでしょうか。不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。礼拝は子どもたちに何か「知識を教える場」ではありません。子どもたちと保育者が、神さまに愛され・導かれていることを、神さまに感謝する時です。子どもたちの育ちにとって、最も大切な目には見えない愛を、分かち合えればと願っています。
先日のきりんさんお見知り遠足では、礼拝で「見失った羊の話し」(ルカ15:1-7)を噛み砕いて伝えました。
イエスは次のたとえを話された。
「あなたがたの中に、百匹の羊を持っている人がいて、その一匹を見失ったとすれば、九十九匹を野原に残して、見失った一匹を見つけ出すまで捜し回らないだろうか。そして、見つけたら、喜んでその羊を担いで、家に帰り、友達や近所の人々を呼び集めて、『見失った羊を見つけたので、一緒に喜んでください』と言うであろう。言っておくが、このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」
人間の常識では狼に襲われるかもしれない羊たち99匹を残して、見失った1匹を探しにいくことはありえません。けれども、神さまは違うのです。
人間でもその1匹が我が子だったらどうでしょうか?神さまは100匹を1匹×100とは考えません。100匹を、我が子+我が子+・・・と、特別なかけがえのない存在として愛するのです。
神さまにとって、荒尾めぐみ幼稚園に通う59名の子どもたち一人ひとりが名前を持ち、かけがえの存在なのです。そして、先生たちも保護者の方たち一人ひとりも…。
この神さまの愛をいっぱい受けて、分かち合って、歩んでいきたいと願っています。