透き通る青空のもと、玉井先生が運転するめぐみ号できりん組は蛇ケ谷公園へ。年間計画にはなかった「ミニ遠足」です。コロナ禍で全員揃うのが難しかったことが多かったきりん組から、最後にもう一度みんなで遠足に行きたいという声が子どもたちからあり、実現しました。
公園に到着し荷物を下ろし、まずは礼拝です。上には大きな銀杏の木、下には気持ちのよい芝生、周りには誰もいません。子どもたちの歌声が響き、深く心が揺さぶられました。
きみは愛されるため生まれた
きみの生涯は 愛で満ちている
永遠の神の愛は われらの 出会いの中で実を結ぶ
きみの存在が 私には どれほど大きな 喜びでしょう
毎年、この時期になると歌われるこの讃美歌に、いつも深い感動を覚えているのは、わたしだけではなさそうです。担任の菜美子先生や由利先生の顔にもなんとも言えない笑顔が広がっています。
一人ひとりと過ごした時を振り返れば、わたし達教職員が「出来たこと」よりも「出来なかった」ことの方が多く、顔を覆いたくなります。けれども、子どもたちをみると、そんなことはどこ吹く風と、あっという間に育ち、ぐんぐん前へと進んでいるのです。わたし達人間の思いを遥かに超えて働かれる、神さまの愛がたしかに子どもたち一人ひとりに注がれているのです。
祈ります。愛されるために「かけがえのない命」を与えられた子どもたちの生涯が、これからも愛で満ちることを。そして、その愛のコップから湧き出た愛が、周りの家族や友人、そして痛む隣人と分かち合われることを。
みんなと出会えて本当によかった。ありがとう。
いつもお祈りしているよ。 行ってらっしゃい!