エンドウにも
バラにもなろうとせず
ひたすら、自分として育っていく故に
ネギは天才だ
毎年この時期に紹介している、岸田劉生という洋画家による詩です。渡辺和子シスターがこの詩を巡って次のように書かれています。
私たちは、ネギがエンドウになったり、バラになったりするのを天才だと思いがちです。そして子どもたちにも、エンドウになれ、バラになれと、望んでいることが多いのではないでしょうか。おまえはなぜエンドウのように実をつけないの、おまえはなぜバラのような高い値段がつかないの…と。
(『愛と祈りで子どもは育つ』)
めぐフェスまで後4日となりました。保護者の皆さんは、ついつい自分の子を他の子と比べて「できた/できない」で判断してしまうかもしれません。けれども、本当に大切なことは、「ひたすら、自分として育つ」子どもたちの姿を認め、受け入れ、喜び合うことです。
今日もミニめぐフェスを行いましたが、それぞれが一生懸命がんばる姿に、単なる感動ではない、もっと深い心震える思いがしました。
めぐフェス当日は、何よりも「がんばって!」の声かけを沢山してあげてほしいと願っています。「がんばっている」ことそのものが美しく、どの子も「天才」なのですから。