先日、中部地方のキリスト教園新任保育者研修のために、めぐみ幼稚園の新任者であり卒園生でもある明世先生のインタビューを行いました。
「明世先生にとってのめぐみ幼稚園は?」と伺うと、「あたたかい場所、あたたかい空気。自分の園生活を振り返っても、楽しかったという思い出ばかりです」と答えられました。
それを聞き、とても嬉しくなりました。明世先生が通った頃とは園舎も教職員体制も大きく異なります。けれども、めぐみ幼稚園の卒園児たちが、どの時代であっても、ここに通った頃のことを振り返った時に、「陽だまり」のようにあたたかい場所として思い出してもらえたらと願っています。
いよいよ来週末には卒園式を迎えます。
園ではこの時期様々なことに思いを巡らします。卒園児たちは充実した園生活を過ごすことが出来ただろうか。「ありがとう」「ごめんね」「よかったね」を大切に過ごすことが出来ただろうか。そのための環境を構成することが出来ただろうか…。これら一つ一つを丁寧に振り返りつつ、次年度へ向かっていきたいと願っています。
そして、前に向かっての心配や不安もあります。卒園してそれぞれの小学校へ進学していった時、楽しく過ごせるだろうか。新しい友だちと出会えるだろうか…。前への心配事は、私たち人間にはもはや分かりません。
けれども、そんな私たちに神さまは語りかけます。
「わたしは必ずあなたと共にいる」
後ろを振り返っても、そして前を見つめても、「神さまは必ず一緒にいて下さる」のです。だから大丈夫。神さまを信じ、神さまに委ね、卒園児たちを送り出していきたいと、祈っています。