新型コロナウイルスへの対応に心を砕いた4月でした。それは5月に入ったいまも続いています。
登園自粛が予想以上に長く続いていく中で、家庭保育をして下さっているご家庭も、働かれているご家庭も、多くのストレスや疲れを覚えていることと思います。このような事態を誰が予想できたでしょうか。
先日、川内のT先生から「キリスト教保育とは、欠席している子への保育」という言葉を学びました。これを伺い、はっとさせられました。
いま目の前にいない子どものことを思う気持ち、想像力をどれだけ働かせることが出来るのか。普段子どもたちと、目には見えない神さまがいつも一緒にいること、目には見えない愛がいっぱい注がれていることを分かち合っている私たちです。教職員みんなで、休んで家で過ごしている子どもたちのために出来ることを模索していきたいと確認しました。またそのことが、すべての子どもへのあたたかなまなざしになっていくはずだと信じています。
十字架から復活したイエスさまは、恐れ逃げ隠れていた弟子たちの「真ん中に立ち」、「平和があるように」と言われました。恐れおののいている人たちの真ん中に、復活したイエスさまは共にあり、神の平和・愛・つながりを分かち合っているのです。
イエスさまはいま、病床で苦しむ方たちと、必死に医療活動を担う医療従事者の方たちと、休園・休校になり家で過ごす子どもたちと、不安を抱えている一人ひとりと、共にいて下さっています。
みなさんに、神の平和がありますように。