金魚と鯉の郷広場にきりん組・りす組で遊びに行きました。行く度に木登りが出来るようになっていたり、ターザンロープに挑戦出来るようになっていたり、一人ひとりの育ちに気付かされます。そして何よりも、芝生や沢山の木に囲まれるだけで、子どもたちの遊び・輝きが一弾と増します。
以前、NPOコロボックル・プロジェクトの甲斐原先生が来園した際、「幼児教育における自然の大切さは何でしょうか」と尋ねました。すると「自然は子どもの五感を十分に発揮する最良の場だからです」と答えられたことを思い出しました。
さて、敬愛するN牧師が大分にある教会・幼稚園に赴任した際、長崎での経験をもとに、教職員に次のように話されたそうです。
課題を持つ子どもを受け入れる幼稚園が少ない状況下で、主任、お母さん、そして子ども三人で長崎市内の幼稚園を入園のため訪ね回らなければなりませんでした。
その時、ある幼稚園では子どもが門の前で体をこわばらせて入ろうとしない。しかし、ある幼稚園では自分から園庭に入り遊んでいる。どうしてそのような違いがあるのか分からない。特別に子どもの気を引く遊具がある訳ではなく、課題を持った子どもの独特な感性によるものではとのことでした。私にはこのような幼稚園にしたいとの理想があります。
発達に課題を持つ子どもが、体をこわばらせることなく入ることができる幼稚園になっているだろうか、すべての子どもが、自分から園庭・園舎へと入りたくなっているだろうかと、教職員で振り返りつつ歩みたい願っています。
そのためにも、めぐみ幼稚園の雰囲気・環境構成を見直し、また先生たちが働きやすい環境づくりをしていきたいと願っています。