新保育期が始まりました。
久しぶりの園生活にソワソワしている子どももいます。夏休み期間中のゆったりした日々が、一気に変わって、活気溢れた雰囲気にワクワクしている子どももいます。ゆっくり始めていきたいと願っています。
8月18日の熊日朝刊に「挑戦や失敗に寛容な教育を」と題して、苫野一徳先生(熊大教育学部)がエッセーを書かれていました。読んでいて、「そうだそうだ」と思うことばかりでしたので、保護者の皆さまにもご紹介します。
「遊び浸るから学び浸るへ」。これは幼児教育の基本である。自由にたっぷり、自分の好きな遊びに熱中する。その経験が、子どもたちの好奇心を育み、さまざまな課題に取り組む「探求」する力の土台になる。(裏面参照)
「遊び浸る」ことを大切にする新保育期でありたいと願っています。
10月には運動会、12月にはクリスマスがやってきます。本番は子どもたちにとってまさに「挑戦」の瞬間となります。そこで大事にしたいのは「結果」よりも、「プロセス」です。
もし子どもたちの意欲が育っていない状態で、無理やり練習させたらどうでしょうか。確かに綺麗な見栄えになるかもしれません。けれども、「自分でやり抜く力(GRIT)」は育たないのではないでしょうか。
「無理矢理の練習」ではなく、「遊び浸る」の延長線に各行事が来るように努めたいと考えています。
「挑戦」の過程でいくら「失敗」してもいい。その「失敗」にめげず諦めず、再び「挑戦」していくような意欲が生まれるために、「がんばってるね。がんばってるよ!」と、どうぞ声をかけてあげてほしいと思います。「結果」よりも「プロセス」を大切にしましょう。
神さまの祝福が豊かにありますように、お祈りします。