新入園児面談、りす組・うさぎ組の保護者面談、そしてきりん組・りす組・ひよこ組のクラス参観・懇談を行いました。
保護者の方たちからお話しを伺う機会は「とても」貴重です。園の日常では聞くことの出来ない声を聴くことが出来るからです。
どのご家庭も、子ども一人ひとりに本当に精一杯の愛情を注いでいらっしゃることを、つくづく感じました。だからこそ、「親としてこれでいいのだろうか?間違っているのではないか?」と、悩むのではないでしょうか。
私たちがすべての悩みに的確なアドバイスを差し上げることは到底出来ません。
けれども、最近特によく思うことは「子どもの発達は階段のようにステップを登っていくのではなく、螺旋状に行きつ戻りつつしつつ登っていく」ということです。トイレトレーニングや挨拶でも、上手に出来る日もあれば、失敗する日もあります。気をつけたいのは、「失敗」は「終わり」ではないということです。「失敗」は「Not yet = まだ出来ていないだけ」であり、次への一歩なのです。
また、私たち人間が出来ることは非常に限られています。子育ても、すべてを見守ることは出来ません。家族という安全地帯から、一歩外へ踏み出していくことも、育ちには不可欠です。最後は、神さまが育ててくださると信頼し委ねることも大切ではないでしょうか。
そんな風に思いを込めながら、園では子どもたちと共に歩んでいきたいと願っています。ご家庭でも「螺旋」を思い描きながら子どもと向き合う時、悩みがほんの少し解決するかもしれません。