さわやかな風を呼び戻す

先日、敬愛するF牧師(佐世保)より、『踏みとどまる』と題された、F牧師の説教集をいただきました。実はこの本は、友人牧師たちの間で「幻の説教集」(?)と囁かれるほど入手困難(非売品)かつ評価が高く、ぜひ一読したいと願っていたものでした。深澤牧師は私が一度懇願したことを覚えていて下さったのです。

「あとがき」に、この説教集が出された経緯が記されています。

佐世保教会の長老であるAさんから、亡き妻・Kさんの記念として説教集を発行できないかとお申し出をいただいた。〈中略〉わたしを自由に語ることへと促してくれた、他ならぬKさんの言葉を記して終わりたい。〈中略〉「青年会の頃は、若くて、激しい情熱を持っていらした善野先生の御指導の下に、バルトのキリスト教倫理など、がんばって勉強しました。その頃植えつけられた反骨の精神と批判精神は、いまだに失ってはいないつもりです。その後、牧師先生が替わられるごとに、反抗しながらも、さらに新しいことを教えられてきましたが、その間、私が何時も求め続けてきたテーマは、まことの自由であったという気がします。〈中略〉けれども、最近は、そういう自由の雰囲気が失われつつあるようで、寂しい気がします。皆が謙虚な気持ちで原点に立ちかえって、イエスの教えに学び、もう一度、さわやかな風を呼びもどしたいものです」

Kさんだけでなく、2000年前の初代教会から始まり今日まで、信仰の先達たちは、まさにこのキリストによる自由なさわやかな風を吹かせ続けて下さったのです。その風を、私たちも呼び戻していきましょう。(有明海のほとり便り no.83)

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