にじ組で実習をされているK先生が、2週目からは日誌を写真付きのドキュメンテーション形式で出されており、わたし達自身とても学びになっています。
室内遊びの一場面に着目されていました。
AさんとBさんはブロックでプールを作っていました。すると、積み上げていたブロックが崩れ落ちました。そこでAさんが「あはは。壊れたね」と言い、また新たにブロックを積み上げていく姿が見られました。失敗を恐れず、失敗の経験を通して学んでいくAさんの様子を見ることができました。
このドキュメンテーションを読んで、先日シティモールで開かれた、荒尾第一幼稚園さん(ソニー幼児教育支援プログラム最優秀園受賞)の実践発表会で、「保育と小学校教育の連携パネルディスカッション」のことを思い出しました。
パネラーの一人が、荒尾めぐみ幼稚園の元保護者のI先生だったのです。I先生がこんなことを言われていました。
わが子の姿を見ていると、園に通っていた時代は、失敗を繰り返すことが大切で、失敗が喜びで学びだった。けれども、小学校に上がると、失敗をすることを怖れるようになった。求められた問いに対して正解を出さないといけない。園生活では◯Xはなかったが、学校では◯Xをつけられてしまう面がある。
これを聞いて、とても嬉しくなりました。I先生のお子さんは確かによく挑戦する子で、時に上手くいかず涙する時もありました。けれども、園での遊びを満喫してくれていたからです。
わたし達大人は、「頑固な学習者」と呼ばれます。いつからか失敗を恐れ、挑戦することをおざなりにしてしまいがちです。
けれども、子どもたちは違います。失敗を恐れず、遊びを通してどんどん挑戦していきます。そして、その挑戦・遊び・失敗を楽しむが、確かな子どもたちの育ちに繋がっていくと信じています。わたし達大人にとっても、失敗を恐れず、挑戦することが大切です。子どもたちと失敗を楽しみましょう!