アニメ「ちびまる子ちゃん」では、毎週様々な問題がクラスで起こります。まる子がいる3年4組には、たまちゃん、花輪くん、まるおくん、はまじ、みぎわさん…個性豊かなキャラクターが勢揃いしています。
先日、「保育の質の向上を目指す園づくり」という園長研修の講師:田澤里喜先生(玉川学園大・東一の江こども園)が、「ちびまる子ちゃん型クラス運営」を提案されました。
「一人ひとりの子どもたちを丁寧に見る」ために、保育者の意識を変えていく事が大切だと教えていただきました。
今までの幼児教育では、左側の図式にあるような、保育者が子どもたちに指示を出し続けていました。
けれども、この関わりだと子どもたちは自分で考えず、先生にすべて聞くようになります。これでは子どもたちは育たず、保育者も疲労が溜まるばっかりです。「何で遊べばいい?」と子どもたちが聞いてくるようだったら、保育者の関わりやクラスの環境を見直さなければなりません。そこで田澤先生が提案するのは「ちびまる子ちゃん型クラス運営」です。
まる子たちがいる3年4組は、強いキャラたちの影に担任の戸川先生がいます。戸川先生は日々起こるトラブルに、アドバイスをすることはありますが、まる子たちを信じて見守っています。すると、確かにまる子たちは自分たちで解決していくのです。
右側の図は、子どもたちと保育者の関係性が強い矢印ではなく、柔らかい点線になります。そして何よりも、子どもたち同士が密に関わり、考え、遊びを生み出していっています。その先に、聖書が言うように「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人に」出来るように育っていくのです。
荒尾めぐみでも、すでに出来ている部分もありますが、引き続き「ちびまる子ちゃん型クラス運営」を目指していきます。