保護者面談の中で、毎回のように聞くことがあります。荒尾めぐみ幼稚園に通うようになってから、子どもが家でお祈りをするようになったと。この春の保護者面談でも、いくつかのご家庭からお聞きしました。寝る前に、布団の中で神さまにお祈りをしている子もいると聞き、嬉しくなりました。この「祈り心」を大切にしたいと願っています。
現代の日本社会で、「お祈り」することは決して多くはなく、むしろ減ってきているのではないでしょうか。初詣、七夕、そして法事などに参加した時くらいでしょうか。
荒尾めぐみ幼稚園や他のキリスト教園では、毎日必ずお祈りをします。しかも一日の中で、礼拝・昼食・帰りの会・おやつという決まったタイミングはもちろんのこと、誕生日の子の祝福のお祈り、献金のお祈り、日々の遊びの中でもお祈りをしたり、まさに園生活がお祈りと共にあるのです。
いまテラスには七夕の短冊に子どもたちの祈りが綴られています。 「あしがはやくなりますように」「おおきなおにぎりがたべられますように」など、一人一人の個性がよく出ているお祈りに思わず笑みがこぼれます。まずは自分自身の願いを祈りとしていくことを大切にしていきましょう。
今朝の合同礼拝できりんさんのMさんが祈ってくれたのは「みんなでたのしくあそべますように」でした。
「自分一人が」ではなく、「みんなで」。まわりのお友達を思いやる優しいお祈りです。お祈りが、誰かを覚えての祈りへ、そして神さまへの語りかけや感謝へと繋がっていってほしいと願っています。
荒尾教会の信徒さんたちは、毎週月曜日朝に幼稚園だけでなく、具体的に一つのクラス、そのクラスの子どもたちと先生方一人一人を覚えて祈っています。この祈りがあるからこそ、荒尾めぐみ幼稚園が建てられ、今日まで園生活を紡ぐことが出来ています。神さまは必ず一人一人の「お祈り」を聞き届け、応えて下さると信じ、歩んでいきましょう。