東京の世田谷に日本キリスト教団代田教会あります。親しくしている方が、アドベントの時期に教会のニュースレターを以前送って下さいました。そこに教会員だったYさんという方への追悼文が寄稿されており、心が打たれました。
私ごとになりますが、当時中学3年生になります次男が突然登校拒否になり、手のかからない子でしたので、私はおどろき、なやんでおりました。
その日も礼拝後代田駅に向かって一人帰る道で、追いかけてくる人があり、ふりかえってみるとYさんでした。私は目が合った途端に涙があふれました。
二人だまって代田駅を通りすぎて下北沢まで歩いていました。一人ではなく友がそば近く。忘れません。兄弟姉妹とは、このこと、と実感いたしました。あったかい風でした。
子どものことや子育てのことで思い悩むことが度々あるのではないでしょうか。保育現場でも、思い悩むことが沢山あります。
けれども、Yさんのように、何も言わずに一緒に歩いてくれる友がいたら、どれだけ励まされるでしょうか。まさに、このYさんは、イエスさまの愛に触れる中で、神さまの愛を分かち合っていたのが伝わってきます。
イエスさまが生まれた場所。それは、病院でもなく、きれいなベッドの上でもありませんでした。馬小屋の飼い葉桶の中に生まれてきました。
このことは、悩みや痛みの中に神さまが共におられること、友として何も言わずに一緒に歩いてくれていることを、私たちに伝えているのです。
子どもたちと一緒に、温かい、愛あふれるクリスマスを迎えましょう。