今年度は新型コロナによって、様々な行事が大きく影響を受けています。キリスト教園にとって最も大切なクリスマスも、その影響は避けることは出来ません。めぐみ幼稚園でも、今年は「きりん・うさぎ・りす組」と「ひよこ・いるか・らっこ組」でクリスマスを分けて行うこととしました。
けれども、次の文章を読みハッとさせられました。
コロナの影響で「今年は…」という前置きがつき、特別さが強調されています。でも、保育を考えたとき、本当はどの一年も特別な一年ですね。子どもにとっても、園にとっても、毎年がかけがえのない一年です。
「うちの園の5歳児はこういう保育をすることになっている」とか「運動会では必ずこれをすることになっている」という保育をしていたら、今年の特別さは、大きなマイナス要因になるでしょう。
久保山茂樹(国立特別支援教育総合研究所)『キリスト教保育12月号』
そうです。どの一年もどの一日も特別なかけがえのないときなのです。コロナの影響がある今年のクリスマスも、子どもたち一人ひとりにとって「かけがえのないクリスマス」になるように努めたいと願っています。